特定失踪者問題調査会の北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」
ジャミング回避のための「猫の目作戦」を開始


0530〜0600 6045kHz
2300〜2330 6020kHz         


周波数はジャミングの状況により適宜変更されます。

参考

  特定失踪者問題調査会は3月26日の定例記者会見において、「JSRしおかぜ」の3月30日からの周波数変更と、妨害電波対策として猫の目作戦を実施することを明らかにした。詳細は以下のとおり。

■「JSRしおかぜ」周波数変更と猫の目作戦について

 3月末の周波数の改変期に伴い「JSRしおかぜ」は3月30日夜の放送より、周波数の変更行います。周波数につきましては総務省での手続きが完了しておりませんので、手続き終了後発表いたします。

 またこの度より、かねてから希望していた妨害電波対策として、複数周波数を使った対応策が実現することになりました。これは総務省の皆様のご尽力、そしてNHK,KDDI(株)の皆様にご協力により運用可能となり、関係する皆様方に心から感謝申し上げます。

 猫の目作戦とは文字通り、北朝鮮の発信する妨害電波に対応し、周波数を変えていく作戦です。短期的には妨害電波が発信された事を確認し次第、数日中には別の周波数から放送を発信します。妨害は当然新しい周波数へ追いかけて来ることになりますが、その時点また元の周波数から放送を発信するように、ころころ変えて撹乱することにも繋がります。

 もちろんこちらの発信できるすべての周波数へ妨害を出して来ることも十分考えられますが、先日の2月14日には中国製ラジオにより平壌でも妨害電波に負けることなくしおかぜが受信出来る事を確認し、また近隣のソウルや中国でも十分聴取可能との受信報告が入っていますので、ある程度の受信障害は否めませんが、北朝鮮全土から考えれば十分な受信範囲は確保できていると考えています。
また長期的には、妨害電波の状態を考慮しながら伝搬状態のより良い周波数を選択し、出来るだけ聴取者に聴きやすい状態を確保出来る巾が大きく広がったと考えています。

 聴取者が放送を見失う恐れについては、これまでの聴き取りからも、ダイヤルを回し、チューニングがあった所を聴く習慣があり、見失いにくくするように近辺の周波数帯を選択し、放送時間帯を変えていないこと。放送内で順次新周波数の告知を行うなどの対策を行っています。

政府広報「ふるさとの風」も3月から4波になり、「JSRしおかぜ」も今回の猫の目作戦導入で、より対北放送が充実し情報注入に繋がればと考える次第です。



参考

  特定失踪者問題調査会は4月25日の定例記者会見において、「JSRしおかぜ」の猫の目作戦についての状況報告をした。詳細は以下のとおり。


■JSRしおかぜ ―猫の目作戦状況報告―

 北朝鮮向け短波放送「しおかぜ」は3月30日夜より新周波数へと切り替わり、同時に複数周波数による妨害電波対策(猫の目作戦)を開始することは、前回もお知らせした通りです。4月4日朝の放送へ、早速北朝鮮から妨害電波が発射されたことを受け、猫の目作戦を開始しました。以下状況報告です。

3月31日朝、6045kHz放送開始
4月 4日朝、6045kHzへ北朝鮮より妨害電波発射確認
4月 9日朝、5965kHzへ周波数変更
4月15日朝、5965kHzへ北朝鮮より妨害電波発射確認
4月18日朝、6045kHzへ周波数変更
4月23日朝、6045kHzへ北朝鮮より妨害電波発射確認

3月30日夜、6020kHz放送開始
4月 4日夜、6020kHzへ北朝鮮より妨害電波発射確認
4月30日夜、6005kHzへ周波数変更

 妨害電波確認は、全国のリスナーからの受信報告及び総務省の電波監視部門からの情報提供

 これまでは朝中心に作戦を行ってきましたが、結果として北朝鮮側の妨害発射も周波数変更から5〜6日目と過去の妨害開始時期よりも確実に短縮され、その対応の必死さがより理解出来、しおかぜの効果の大きさのあらわれと判断できます。また、周波数変更後は妨害電波からは確実に逃れることになり、北朝鮮近隣地域(韓国ソウル他)では非常にクリアに受信出来ることが確認されています。
北朝鮮への撹乱も含め、作戦としては有効であることが証明され、成功したと言えるでしょう。さらにこれからの季節は伝搬状況が確実に良くなる方向へ向かうので、妨害をはね除ける強力な電波状態が期待出来ます。それらを踏まえて今後も猫の目作戦は続け、拉致被害者並びに放送目的対象者の皆さんへ、より聴きやすい環境で放送を続けて参りたいと思います。





アジア放送研究会では「しおかぜ」の最新情報について、特設ページの他、「放送情報板」でも随時お伝えしています。

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